2005年から2007年に書けて開発されていたHaloのMMO RPGゲーム。
コードネームはTITAN、Orion Projectと呼ばれていました。
開発中止
このゲームはコンセプトアートが制作され、Age of Empiresシリーズで知られるEnsemble StudiosとHaloのBungieが協力してゲームを企画していましたが、開発中止が決定した際、Halo Warsへとプロジェクトは移行されました。
「Ensamble Studiosは長い間MMOを作りたいと思っていました。 そしてそれは長い期間開発されました。 HALOフランチャイズはMMO向けの素晴らしいIPでした。 マイクロソフトは(MMORPGの)成功の実績を持っていません。 そのため我々は長い間取り組んでいました。 チームは40名のスタッフで構成されていました。 そしてマイクロソフトの再編成があり、新しい上司はこれが最善の考えではないと考え開発中止になりました」Dave Pottinger氏
また開発中止になった理由として当時のNintendo Wiiの大成功を見たマイクロソフトは古いデザインのMMOを中止したという話もあるようです。
ちなみに本作のゲームデザイナー、Greg Street氏は開発中止後にWorld of Warcraftのデザイナーとしてブリザードエンターテイメントに参加した後2014年にはLeague of Legendsで知られるRiot Gamesのリードデザイナーになったそうです。
デザイン
コンセプトアートはいくつか公開されています。 元アンサンブルスタジオの開発者は、すごいスピードでスクリーンショットとコンセプトアートを作成し、プロジェクトはWorld of Warcraftからインスピレーションを受けて開発されました。
グラフィックスはスターウォーズ:オールドリパブリックのアートスタイルを意識しており、時代を問わない映像を目指していました。 またカバーシステムが採用されていたとのこと。
クラス
ゲーム中では複数のクラスが存在する予定でした。
- アサルト(ヒューマン)
- フォアランナー(フォアランナー)
- マリーン(ヒューマン)
- ミミック(女性ヒューマン)
- PSI(エイリアン?)
- ローグ(ヒューマン)
- スパイ(ヒューマン)
時代や設定
本作のコンセプトアートにはタルタロスが登場していたことから、Halo 2より前の時系列と考えられています。 恐らくHalo Warsがコヴナントとの遭遇を描いていたことを考えると、Halo Warsと同じ時系列の物語になっていたかもしれません。(コードネーム”Orion Project”から推測すると、スパルタンがいない時代のストーリーだった可能性もあります)
本作用に作られたフォアランナーなどのコンセプトアートは後のHalo 4などの作品に流用されたといわれています。